公益社団法人西入間青年会議所
2020年度

第39代理事長
戸口 将之

誰もが挑戦できる地域へ

平成から令和となり、新時代を迎えた昨年。
そして、2020年はオリンピックパラリンピックが開催となり、日本全土が活気に溢れ、経済面ではテクノロジーの進歩や技術の進展により今後は、様々な産業の発展が期待され、加速度的に時代は変化していくことが予想されます。
こうした変化に対し、日本の人口減少に伴う様々な問題は周知の通りですが、そのなかで、まずは生産年齢人口の減少に耐えうる社会への作り替えが急がれます。
政府では、日本が直面しているこの課題に対し、一億総活躍社会実現を掲げ、働き方改革により働き手を増やすことで労働生産性の向上を進めようとしています。
そして、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で選択できるダイバーシティ社会の推進をしており、働き方の改革なくしては今後の日本、そして地域の未来はないと明言しています。
しかし、現状はそれらのイノベーションが各地域に浸透しつつあるとは言い難い状況にあります。
世界の中でも他に類を見ない生産年齢人口減少の危機的な状況下にある日本において、なぜイノベーションが起きにくいのでしょうか。
それには、様々な要因が複雑に絡み合っていますが、まずは「こうでなくてはならない」という価値観からの変化や多様性を受け入れられない風土があること。
そして、「テクノロジーと共助の融合」という発想が浸透していないこと。大きく分ければ、この2つの要因があるのです。

西入間青年会議所は、明るい豊かな社会を実現させるべく、その時代に則した想いある運動を行って参りました。
そして、私が想う明るい豊かな社会とは、「誰もが挑戦できる社会」です。
それは、周りと同調することだけではなく、自分の生き方に挑戦(Try)する事ができ、やりがいや生きがいを持ち活き活きと輝ける。その価値観を社会が受け入れてくれることは、とても豊かな社会ではないでしょうか。

2045年にはAIと人間の特異点となる「シンギュラリティ」に至ると言われているなかで、テクノロジーの発展は今後の働き方や生き方に対し、私たちの想像をはるかに凌ぎます。
一方で、テクノロジーの発展により働く場を奪われる事、あり方が変わる事、ひと同士の付き合いがなくなる事など、イノベーションに対するネガティブな捉え方もありますが、本来は逆ではないでしょうか。
そもそもテクノロジーの発展とは、私達の困ったを解決するためのツールのはずです。

一つ例を挙げれば、携帯電話の発展を思い浮かべてください。
それ以前と比べ、私達の生活は飛躍的に便利になりました。
これまで出来なかったことが出来るようになりました。
そうです。テクノロジーの発展とは、本来私達の生活をより豊かに、そしてワクワクさせるものなのです。
だからこそ、今まで挑戦できなかった事情や不自由さのなかでボーダーを引かれていた時代から、テクノロジーの発展により自分の可能性に挑戦できるボーダレスな時代が訪れるのです。
つまり、これまでの固定観念で捉われるのではなく、新たな発想で自分の可能性に挑戦できる場が地域にあるかどうかで、未来は変わっていくのです。

そこで、2020年の公益社団法人西入間青年会議所では自分らしく活き活きと輝ける地域にしていくために「未来への可能性に挑戦」できる機会を創出して参ります。
これまでは未来の可能性を絞ってしまい夢や希望そして、やりがいや生きがいが薄れたことが、未来に挑戦できる機会を地域に増やす事で、ダイバーシティ社会が推進され、誰もが輝ける地域を創る事が出来ます。

例えば、やりたい事があり、それに打ち込んでいたが事情があり断念したこと。
また、自分には出来ない理由があり、未来を諦めたこと。
本年では、そんな方達に自らの可能性に挑戦できる機会を発信していきます。

また、それらは私達だけで達成は出来ません。
住民、企業、行政、自治会、教育機関、各種諸団体など異なる背景を持った方達が、専門的な知識やアイディアを持ち寄ることで、クリエイティブな実施手法が生まれます。

領域を超え、「パートナーシップ」として共に持続可能な地域の未来を創っていかなければなりません。
そして、なにより私達自身が誰よりも自らの可能性を信じ、「まちづくり」を挑戦(Try)していく必要があります。
創立39年を迎える西入間青年会議所には先輩諸兄姉より受け継がれた「より良き明日を目指して、常に進歩への果敢な挑戦を行う」というアイディンティがあり、プライドがあります。

「人類への奉仕が人生最善の仕事である」と記されているように、まずは地域のために青年会議所運動はあるのです。
また、青年会議所は「プロボノ集団」でもあります。
各分野の専門家が集まり知識や経験を生かして社会貢献していく集団です。
個々の最大のスキルで会の最大パフォーマンスを発揮して、青年らしい新しい発想をもって地域の課題に挑戦していくべきだと考えます。
そして、「まち」のために行動している姿は必ず魅力的に映ります。魅力ある団体には会員も増えていきます。
一緒にやらないかと伝えられます。地域に魅力ある「まちづくり」をやりましょう。

それと同時に、挑戦しやすい組織である事も重要です。
40周年を翌年に控えている西入間青年会議所だからこそ、現在ある在り方の見直しを検討しながら、この先50年、60年と挑戦し続けられる組織を目指していきましょう。

私達はJAYCEEです。
明るい豊かな社会の実現のために青年らしく知恵を出し合い、青年らしく行動に移して挑戦していきます。
そして、私達自身が「変化」をしていき、今までの価値感や固定観念に捉われず、先見性を持ち未来を見据え、地域にインパクトを与えられる運動を仲間と共にワクワクしながら創って参ります。

「 Try! Try! やっちゃえ! 西入間!! 」