【委員会付託事項】

会員開拓会議

会員の増員は、我々が最優先事項でやらなければいけないことです。しかし、それは組織の為にやってはいけません。それは、このまちの為にやるべきことであると認識してください。様々な志を持った人が集い、共にまちの為にわが身を尽くす、まちに貢献し続ける人財を輩出するのが我々の使命です。その為には、まちの為に貢献できる機会をもっと身近に感じさせなければいけません。今年度の会員拡大は委員会の名前の通り、まちの開拓(新分野を切り拓く)体験を共にすることで、志ある仲間をまちに増やしていきたいという願いが込められてます。また、新たな候補者の開拓をしていく必要があるのも事実です。現在の100人以上ある拡大候補者リストに甘んじ、我々はどこか新たな人との出逢いの機会を自ら積極的につかみに行くことに憶病になってしまっていませんか。人との出会いの数だけ他の方の人生と繋がり、自らを成長させることができることを知っているはずです。各会員一人ひとりが自らの得意とする分野を発揮して、縁を求め、仲間が連れてきた志ある人の価値観を皆で歓迎しようではないでしょうか。凝り固まった価値観の組織を押し付けるのではなく、その人の志や考え方が我々の組織が行うまちづくりにどう発揮されていくかを伝えてあげてください。新たな人財の獲得で組織マインドもどんどんとブラッシュアップされていくはずです。今まで積み上げられてきたものが壊れてしまうのではないかと思うかもしれません。イノベーションは異質を受け入れることから始まります。自分たちの会にあってるかという同質探しはやめて、「異質、はい喜んで」の精神で、新たな仲間を探して受け入れてください。委員会にはミッションとして「15名」の新入会員の入会を託します。在籍の歴が浅い低い関係なしに、全員でやるのです。会の魅力は、JCとしての組織の魅力もありますが、どういう人が所属して活動している団体であるかということが一番の魅力となっていくはずです。一人ひとりが自らが持つ人としての魅力と自らがどのように会に向き合い、そしてまちの為に向き合っているかを今一度見つめ直していく機会として、会員開拓を実践していってください。

まちづくり委員会

西入間の統計調査による移動人口のデータを見ると、西入間の2市3町では、20歳~24の世代での他の地域からの転入人数は1年で3500人近くおり、転入率でも世代の中で33%と多くを占めております。それに対し、25歳~34歳の世代では世代の中で唯一、転出人数が転入人数を上回っており、約4000人の転入者に対し約6000人が他の地域に転出するというデータがあります。この世代は、学業からの就職を機に新たな地に暮らしを移す時期でもあり、家庭を持ち安定した暮らしを求める子育て世代でもあります。これは、学生が多く暮らすまちでもあるからこそ受ける影響でもあると思いますが、西入間で暮らしていた人が、何らかの理由でこのまちを出ていってしまっていることを表しております。その理由は、地方から出てきた学生が大学を卒業して、地元に帰るか、違う地域に新たに暮らしを移すというものだと思います。若者に選ばれるまちとして行政でも様々な子育て支援の政策を打ち出している中で、我々がまちのためにしなくてはいけないこと。それは、若者に選ばれるまちの魅力の創出です。若者に近い世代の組織である我々が、同世代もしくはその下の若い世代とともに新たな発想で自分たちが住みたいまちを創っていくことで、若者に選ばれる魅力的なまちとなっていき、ひいては、そのまちづくりに関わった若者は、ここに住み続ける理由やUターン転入を促進させる西入間を第2の故郷として選んで頂く理由ができると考えております。また、まちの成長発展にも若者のまちづくりの参画は欠かせません。そこで、「カレッジ西入間」を創立し、まちづくりに関わる学生と青年会議所メンバーで構成された組織で新たなまちの魅力づくりに挑戦し続けられる機会を創ります。学生と常に連携したまちづくりをし続けることでまちは、常に新たな発想と魅力でイノベーションされ続け、その取り組みは一つの滴となり、波紋となって多くの世代がまちづくりに参画したくなるように前向きな影響をもたらしてくれると信じております。そこで、まちづくり委員会に託すミッションは「カレッジ西入間」の確立です。学生とメンバーで構成された組織で、まずは学生が訪れやすい駅前の商店街の担い手不足による存続の危機という課題解決とそのための魅力創出に取り組んでいただき、さらには子育て世代の移住者を増やすための暮らしの魅力を伝える移住体験事業を実験していただければと願います。我々とともに踏み出す勇気ある一歩が、ここで住まう人たちの「自分たちの暮らすまちを大切にしたい」という意識の醸成に繋がり、まちづくりの参画者が増えることを切に願っております。

青少年育成委員会

青少年の教育を取り巻く課題は、急速な技術革新に伴いSNSなどのインターネット上での犯罪に巻き込まれたり、いじめを受ける問題に対しての情報の選択能力の育成、またはグローバル化の発展によるグローバル人財の育成、経済格差による貧困問題に対しての均等な教育機会の整備や、核家族化によるライフスタイルの変化によって地域での関係性が希薄化し、家庭・地域の教育力の低下や体験機会の減少など多岐に渡ります。そういった課題の中で、我々西入間の子供たちにも顕著に表れているのは、子どもたちの平均学力や運動能力が全国平均を下回っていることです。この要因として大きく影響を与えているのは、地域での体験機会の減少であると考えます。青少年の成長段階での体験の機会とは、脳の形成にも大きく影響を与えるもので、そこで基本的な性格と言われるパーソナリティが形成されることは脳心理学でも言われております。

そこでの経験が大人になってからの生き方に、大きな影響を与えることは言うまでもありません。ここでお見せしたいのが、埼玉県の自殺者の数です。その数は、埼玉県は全国で四番目に入るほど多く、その数は令和4年と令和3年を比較すると1.25倍増となっております。その動機は、20代以下は学業不振や友達との不仲が多く、大人においては健康問題が多いというデータがあります。これは、小さい頃から学力とコミュニケーション能力を向上させ、心身ともに健康に子供たちを育てていくことの重要性を我々に認識させてくれるものだと思います。我々の未来の宝である子どもたちに、今の時代にあわせた地域での体験機会を創出し「逞しく生きる力」を育み続ける仕組みを作ること。それこそが我々の使命だと捉えております。わがまち西入間には、わんぱく相撲という36回続く継続事業があります。しかしその参加者は年々減少してきており、担い手不足による運営側の負担も多くなってきておるのが現状です。この伝統は、地域に残しつつも青年会議所から運営の手は徐々に地域の団体に移行し、我々は新たな子供たちの為の青少年育成の継続事業を確立していくことが今必要だと感じております。その為の実験として今年度、青少年育成委員会に託すミッションは「郷土愛に繋がる逞しく生きる力を育む継続事業の確立」です。西入間には愛して残すべき豊かな自然があります。自然のなかで体験するからこそ身につけることができる「逞しく生きる力」によって、子どもたちはこの地域で育ったことを誇りに思い、自然と共和していくことの大切さも享受することができると考えます。我々の地域の特性を生かした青少年育成の継続事業を確立することが、この地域の郷土愛を育み、大人になったときに「自分を育ててくれた、まちの力になりたい」という感謝の心でまちに貢献できる人材の創出に繋がっていくと信じております。

総務広報委員会

組織の運動の活性化を促進させていくためには、盤石な基盤が必要です。組織の健全性を司るのは、総務の大事な役割だと考えております。基盤なくしてその上に積み上げるものはできません。今のLOMには、過去からの当たり前が共通認識として持たれていなく、守っている人もいれば守っていない人もいることが許される妥協のある組織となってしまってはいないでしょうか。私が考える多様性を認め合うとは、誰かに嫌な想いや迷惑をかけないという人としての当たり前の基盤の上にある独自性や新たな価値観を認め合うことにあります。それは社会人としては、必ず持っておかなければいけない基礎スキルです。JAYCEEとして恥ずかしくない、人としても青年経済人としても他団体とは違う誇れる人としての振る舞いを組織の型として発信していって頂きます。総務とは、組織の屋台骨です。組織の今の仕組みや在り方に問いをもち、枠組みをリフレーミングして、多様性を前向きに認め合う新たな風土を総務から発信していってほしいです。そこで、総務広報委員会に託すミッションは「組織マインドのイノベーション」です。歴の浅い会員が増えている中で、どのように情報共有や交流をしていくことで組織の健全なマインドを構築し、組織のエンゲージメントに結び付けるかに挑戦していってください。  また、広報においては、内部の広報と情報循環を総務が担います。ホームページの管理や在り方にも果たして誰の為のホームページなのかを今一度精査して、そのコンテンツや発信内容に工夫をしていってください。また外部への広報発信として新たにSNSマーケティング会議を設けます。これは我々の細かい日頃の活動やメンバーの様子、我々が行う運動やまちの魅力を、若者の視点で楽しく魅せるように、発信していき西入間のLOMとまちのファンづくりを狙ってSNSのフォロワー獲得を狙っていってください。総務広報委員会に託すもう一つのミッションは「若者の興味関心をひきつけるSNS広報によるファン創り」です。この対外への意識を持つことは、現在の顧客のニーズの発掘や創出するマーケティングの視点が重要となってきます。メンバーに対外からの意識を醸成させることで、内向きの組織からの脱却をして、若者に選ばれるLOMを創っていって頂くことを願っております。

おわりに

私は、このまちが好きです。それはこの地域には人を重んじ大切にする文化と伝統が脈々と引き継がれてきているからです。それは義理人情の感謝の心であり、まちの為に誰かの為に本気でわが身を尽くす、そんな能動的な人財がいるからです。きっと誰かの為にやりぬいた人は皆わかっていると思います。誰かの為にすることは巡り巡って自分の為になることを、そして人は自分ではない誰かのために信じられない力を出せる生き物であるということを。やりぬいた人には、信念があり、度胸があり、最後にどんなことがあっても食らいつく執念があったと思います。これはまさにGRIT(やりぬく力)の要素であり、多様化する時代の中で、現代人に損なわれつつある力だと私は感じております。しかし、これを押し付けるのはもう間違っていると考えてください。これができる人は、すべての人ではないということです。自分とは違う価値観があるという風に捉え、互いに刺激しあいながら自分のマインドセットを常にイノベーションし続けていってください。西入間の組織アイデンティティとしてある今までの在り方に疑問をもち、今まで大切にしてきた価値観を認めながら、これからの時代の為に、健全に成長していく組織の風土と前向きに参画したくなる新たなルールを作り、多様な価値観を前向きに認め合う組織に変わっていきましょう。

JCの本質とは、地域の未来を真剣に考えるまちづくりの担い手つまりは人財を地域に輩出し続けていくことであります。2024年は、歴史上はじめて50歳以上の人口が5割を超え、今後減っていく人口の中でヒトという資源の価値は受容性が高まっていく中で、未来を見据えたヒトづくり革命が必要であると言われている今、「自分がやらねば誰がやる」という気概をまずは先頭にたち行動で示し、目的と目標の実現に向かい、信頼により組織を束ね牽引していくリーダーの存在が欠かせません。そのヒトづくりの文化伝統こそ、我々が未来へ残していくべきものであると私は考えております。

人が変われば、地域が変わり、やがては未来をも変えてゆく力になります。すべては人が起点です。そして人が変われるチャンスが、ここには無数に存在しています。青年会議所は、活動に本気で向き合った人を裏切ることはありません。真剣に取り組めば取り組むほど、多くの宝物を与えてくれます。それは生涯の友かもしれないし、洗練された高い志かもしれません。いずれにしても、私がこの場所で、私だけのストーリーを描いたように、皆様にも自分だけの、素晴らしいストーリーを、ここ青年会議所で描いて欲しいのです。そのために、あらゆる機会を皆様にお届けできるよう、私自身が誰よりも己を律し、全身全霊で青年会議所活動に取り組んで参ります。

一人ひとりが輝きを放ち、未来を照らす光となれるよう、そして、次代に向け、この地域に彩りある希望を残せるように。