理事長所信

2019年度理事長
宮﨑 堅二

宮﨑 堅二

1982年この地に青年会議所が誕生してから今日に至るまで、「明るい豊かな社会」の実現に向けて多くの先輩諸兄姉により様々な運動が行われてきました。

38年前と今では、暮らしも経済状況も変化してきましたが、青年会議所の持つ志はいつの時代であっても変わりません。
35周年を迎えた時に40周年に向けた中期ビジョンを策定し、「地域力漲る西入間 ~我がまちを想い行動する人財の創出~」を掲げ、地域に能動的なリーダーを創出するべく運動発信して参りました。

今年度も中期ビジョンに沿い、能動的なリーダーを創出すべく「誰がために行動するリーダーの創出」を掲げ運動を展開して参ります。
そして、今年度は中期ビジョンを掲げてから3年目にあたり、40周年に向けて運動を加速させるために、今までの運動を一度振り返る必要があります。

我々は地域の課題を解決するために、様々な運動を発信してきましたが、それが本当に地域から求められている課題だったのか検証する必要性があると考えます。
技術の進歩により便利な世の中となった今、人とのつながりが希薄化し、利他の精神が薄れてきていると感じていましたが、果たして本当にそうなのでしょうか。
確かに地域コミュニティの減少が叫ばれ、つながりが希薄化しているように思いますが、人のつながりはリアルなつながりから、インターネットやSNSなどのデジタルなつながりに舞台を変えただけなのです。
これらの便利なツールは今まで不可能だったことを可能にし、今ではほとんどの人に必要なツールとして広まっています。
しかし、これらが普及した事によりSNSを利用したいじめや、行き過ぎた行為などによる弊害は無視できない所まできており、使い方によっては凶器ともなりえます。
つまりは、我々の心の持ち方によって良くも悪くもなるのです。

利他の精神が薄れていると感じているのも、例えば東日本大震災に代表されるように災害が発生すると、日本人は世界から称賛されるように規律正しく、助け合いながら復興を遂げています。
この事からも、決して薄れたわけでなく今も日本人としてのDNAに利他の精神は深く刻まれているのです。
単に、普段の生活では利他の精神を発揮するような機会がないために、我々に見えにくくなっているだけなのです。

しかし、人とのリアルなつながりは重要です。いざという時には、そのリアルなつながりが力を発揮します。
その為には日頃からのつながりを持ち、互いの関係性を深めていなければなりません。
本年度は、そのつながりを持つ機会と、心の在り方を考え、そして日本人のDNAに刻まれた利他の精神が顕在化できるような機会を創出して参ります。

その為には、運動を発信する我々メンバーはどうなのか。
今だからこそ自分たちを見つめ直し、40周年に向けて行動すべき時です。

LOMの現状は、会員数の減少や入会3年未満のメンバーの増加などにより、JCとしての経験値は低くなってしまっています。
よりよい運動を地域に発信する為には、我々メンバーがJAYCEEとしてさらに成長することが求められています。

また、我々の最大の運動である会員拡大は必ずやりとげなければならない課題です。
拡大運動とは地域にそれだけ我々の志に共感する能動的なリーダーの創出につながり、数が多ければ多いほど大きな力となります。

その為にも、成功事例である拡大方程式をありのまま遂行し、誰かに任せるのではなく、今年度は特定の委員会を置かずに全員が本気で拡大に取り組む必要があるのです。

そして本年度は、「誰が為に行動するリーダーの創出」をテーマに、意識変革運動を行って参ります。
人のつながりは互いに信頼関係を築いていく中で更に強固なつながりになります。
その信頼関係を築いていく中で、誰かに頼ったり、助けられたり逆に誰かに頼られたり、助けたりを繰り返しながらつながりを深めていきます。
ひとりひとりが、誰かの為に行動することで周りに必ず影響を与え、その行動が波及し、すべてのひとが誰かの為に行動できれば明るい豊かな社会となるでしょう。そして、困っているひとがいたらみんなで助け合い目標に向けて互いに支え合いながら歩む社会を目指していきたい。

そのためにも、まずは我々メンバーから率先して意識改革をしていかなければなりません。
頑張っている人を見ると自然と応援し、助けたくなるのが人情です。
誰かが頑張っている姿をみたら、みんなで支え助け合いましょう。

そして、誰かに助けてもらうためには自分が周りに対してどれだけ一生懸命やってきたかが問われます。
そのためにも自分を律してしっかりとやるべき事をやりましょう。難しい事ではなく、当たり前のことをしっかりと確実に実行することで、困った時には自然と周りから助けてもらえる魅力ある人となり、多くのつながりが生まれます。

お互いが尊重し合い、ひとりがみんなの為に行動し、みんながひとりの為に行動する、そんなつながりを持てるよう、一年間邁進しましょう。

基本理念

ONE FOR ALL All FOR ONE
ひとりはみんなのために みんなはひとりのために

基本方針

創立38年目を迎え40周年に向けた中期ビジョン「地域力漲る西入間 ~我がまちを想い行動する人財の創出」を掲げ、この地域に能動的な人財を創出するべく運動を展開して参ります。

本年度は「誰かの為に行動する人財の創出」をテーマに一年間活動して参ります。
ひとは誰かに必要とされている事が実感できると自分の存在意義を得られ、自分に自信を持ち、頼まれた事に力を発揮してくれます。

しかし、誰かに必要とされたい、頼まれたいというのは受け身の態勢になります。
受け身では現状を変える事はできません。だからこそ、逆に自分たちから周囲のひとを必要とし、頼ることで周りのひとを巻き込でいきましょう。
そして、互いにつながりを深めあえる関係性の構築をしていきましょう。

そこでまずは、地域の為に行動している我々の足元から見直して参りましょう。
青年会議所は40歳までしか活動することはできません。
入会年度は違えど、活動出来る時間は限られているのだからその有限な時間は有効に活用しなければならないのではないでしょうか。

では、有効に活用するとはどのような事なのかと言うと、何事にも本気で取り組む事だと考えます。
せっかく同じ時間を使うのなら、その時その時の目の前のことに本気で取り組もう。
そうすれば自ずと自分にとっての気付きや学びを得られるはずです。

また、メンバー同士も本気でぶつかり合い、熱い議論を交わし合うことでメンバー同士の絆も深まり、LOMに更なる一体感が生まれます。
そして、まず我々メンバーがまちづくりに誇りを持ち、己を律して自己研鑚を重ね、挑戦していこう。時には楽しく、時には厳しくメリハリを持って行動しよう。

その過程を本気で楽しみながらメンバーのひとりひとりがLOMのみんなの為に行動し、困っているメンバーがいるのならみんなで助け合い、メンバー全員で一丸となってまちづくり運動に邁進しましょう。

本気の全員拡大を目指して

会員拡大運動こそがまちづくりに繋がる最大の運動です。
我々の志に共感する能動的な人財が増える事はそのまま地域に能動的な人財が増える事を意味します。
そして、人財が増えればそれだけ地域に対する影響力も必然と上がります。

その中で事業を展開することでより効果的な事業を行う事ができるのです。
そして、新たな出会いによりメンバー同士が互いに磨き合い成長する機会となります。
その為にも、拡大委員会や担当委員長に任せるのではなく、メンバー全員が拡大運動を常に意識する必要があります。

メンバー各々はなぜ、JCをやっているのか。
それはJCが、西入間青年会議所が好きだからではないですか。
好きなことや物を誰かに紹介したい、共感してほしいと思う事はひととして当然の気持ちだと思います。
だからこそ、周りにどんどん伝えていきましょう。人の熱は必ず周囲に伝播します。

情熱を持って本気で取り組もう。
さらに、拡大には戦略を持って取り組むことで、より高い効果を発揮できます。拡大会議の開催にて戦略と情報交換を練って行動しよう。そして、拡大に必要な情熱例会や委員会などメンバーが集まる時には必ず拡大の話をし、常に拡大の新しい情報や進捗状況の話をしよう。そして拡大に対し得意なメンバーそうではないメンバーもいると思います。

得意なメンバーだけでなく全員が拡大に関われる形で、まだ見ぬ未来のメンバーの為に全員が本気で拡大運動に取り組みましょう。

JAYCEEとしてのレベルアップを目指して

近年我々のLOMでも入会3年未満のメンバーが増えており、JAYCEEとしての経験が不足してきております。
我々はまちづくりを行う団体であり、JAYCEEが地域の旗手となり牽引する存在であるべきです。
そのためにもまず我々メンバーひとりひとりがJAYCEEとして成長しなければなりません。

JAYCEEとはJCに所属するメンバーの事です。そして、JCは地域の青年経済人が集まる組織です。経済人としてメンバーが自分の仕事でも活躍することは地域経済の活性化等に寄与し、まちづくりの一助ともなります。
その為にも、経済人としてのスキルアップは今後の仕事やJC活動に於いて必要です。
また、入会年数の浅いメンバーが増えている今だからこそ、改めてJCとしてアカデミー研修を実施する必要があります。そして、全員がそれぞれの立場で一歩一歩成長していきましょう。

思いやりあふれる青少年育成を目指して

地域の宝である子どもたちの健全育成は未来に向けた重要な事業です。
今の青少年はスマートフォンの普及率が高く、SNSの利用率も比例して高い傾向にあります。
そして、7割近い青少年が暮らしにSNSが欠かせないとう統計があります。それに伴いSNSが温床となるイジメ等のトラブルも増加しています。

こうしたツールは心の在り方によっては良くも悪くもなりえるので、今以上に相手の事を考え、思いやりの心を育む必要があると考えます。
昨年から学校でも道徳が教科化されているのは、国としても思いやりの心や社会性が低くなり、見過ごせない事態にまで来ているからです。
その為にも、子どもたちに思いやりの心を育む事業が必要なのです。
また、西入間青年会議所として唯一の継続事業であるわんぱく相撲西入間大会も32回目を迎え、今まで多くの子どもたちの成長の機会として行われてきました。
そして、子どもたちの一生懸命取り組む姿勢は我々大人たちにも気付きと感動を与えてくれます。
また、相撲を通して、礼儀や相手のことも想える思いやりの心育んで参りましょう。

助け合えるまちづくりを目指して

地域コミュニティの減少が叫ばれている今、地域のリアルなひとのつながりは希薄化しています。
今の日本は先の東日本大震災に代表されるように、毎年どこかで甚大な被害を受けています。
幸いにもこの地域は大きな災害に見舞われることはありませんでしたが、いつどこで何が起こるのか分かりません。
何かが起きた時にはその地域で「共助」共に助け合うことが重要となります。共に助け合う為には常日頃からの地域のつながりがなければうまく機能しないでしょう。

だからこそ、ひととのつながりは重要なのです。
日本には昔から「遠くの親戚より、近くの他人」というように、地域のつながりがありました。
そして、地域の人のつながりがある事により、防災・防犯の観点からも安心・安全な住みやすい地域となります。
そこで、地域コミュニティの活性化となるべく我々が火付け役となり、住民が主役となれる事業を行い我々が下支えしていきましょう。
そして、共助の視点で防災意識を高め、いざとういう時に助け合えるまちづくりを目指しましょう。

また、我々の活動エリアは2市3町に亘り、地域ごとの伝統や文化・自然や特産物などそれぞれの魅力があります。
その魅力を活かし、地域のことを想い誰かの為に行動する人財を創出して参りましょう。
その為の手法として、我々が今まで行ってきたまちづくり運動を今一度検証し、更にブラッシュアップをさせた事業を行い、楽しみながらまちづくり運動に参画できる事業を構築し、人の為、地域の為に行動できる人財を創出して参りましょう。

誰からも信頼される組織を目指して

組織には必ず影から支えてくれるメンバーがいるからこそ、光を浴びるメンバーが生まれます。
そして、みんなの見えない所で事務的な仕事を遂行し、メンバーが活動を行いやすいように設えをしているメンバーが組織の中で重要です。
また、この当たり前の仕事を凡事徹底することで、対外からも組織が信頼され、より事業を行い易い環境が作られるのです。

「継続は力なり」の言葉にあるように、同じ事を毎回当たり前のように続けていく事は簡単な様で難しい事でもありますが、必ず自分たちの力になります。
見えにくい仕事であるし、当たり前のことを行なわなければならない為、称賛を受けることはほとんどありませんが、どんなに大変な事があっても、平然と当たり前のように遂行する事が裏方の美学です。
そして、メンバーが一枚岩となり同じベクトルで運動を行うためには組織内の効率的な運営とメンバー同士が互いに持つ情報共有と意識のすり合わせが必要です。
メンバー同士が互いに助け合い効果的な信頼しあえる組織を目指しましょう。その為に、バディ制度を取り入れ、LOM内の組織を円滑にして参りましょう。
また、我々の組織も公益社団法人として5年が経ち、運営面では蓄積した経験をもとに堅実な組織運営が求められます。
当たり前のことを確実に遂行することで組織の信用力も高まり、我々の情報発信が更なる発信力を持ち、今よりももっと効果的な運動発信が可能になります。
そのためにも、全員が凡事徹底していきましょう。/p>